2025年、VTuberたちはどの歌を歌い、どの動画が伸びたのか。当サイト収録分(公式チャンネル投稿のみ・全件実在確認済み)で答えるのが本稿です。同年に公開されたカバーは939本。その頂点を決めたのは、個人歌唱の余裕でした。
この記事の要点
- 対象は2025年公開のカバー939本。順位は2026-09-22取得の再生数順
- 1位はローレン・イロアス「モニタリング」2165.1万回の大記録
- 1位から順に、再生プレーヤーつきで1本ずつ紹介していきます
2025年に公開されたカバーの年間ランキングTOP30
年間1位はローレン・イロアス「モニタリング」。そしてトップ3がそろって1000万回超えという、記録ずくめの年でした。それでは、1位から順にいきましょう。
1位ローレン・イロアス「モニタリング」
年間1位は、にじさんじのローレン・イロアスによるDECO*27「モニタリング」のカバー。2165.1万回(2026-09-22時点)という数字は、2位に大差をつけての圧勝でした。低音から高音へ一気に跳ぶサビの伸びが最大の聴きどころ。大所帯の企画がひしめく中を、個人の歌唱で頂点まで登り切った2025年を象徴する1本だと感じます。
2位hololive English「Team Tomodachi」
2位はhololive English -Advent-の合唱企画「Team Tomodachi」。1386.3万回を集めた大所帯ならではの厚みと疾走感は、英語圏チャンネルの底力をそのまま数字に変えた1本です。
3位Oriens「厨病激発ボーイ」
3位はOriens(オリエンス)の「厨病激発ボーイ」1097.3万回。ここで上位3本すべてが1000万回超え。ミドルトーンの切れ味と疾走感が、原曲の屈折した魅力を現代にそのまま繋いでいると感じます。
4位ChroNoiR「ダイダイダイダイダイキライ」
4位は2人組ユニット・ChroNoiRの「ダイダイダイダイダイキライ」929万回。捻くれた感情を、息の合った2声でぐいぐい加速させる演奏が気持ちいい。
5位剣持刀也×葛葉「銃の部品」
5位は剣持刀也×葛葉の「銃の部品」911.3万回。にじさんじ男性勢の実力者が組んだこの1本、2人の声の芯の強さが原曲の緊張感と噛み合っています。
6位珠乃井ナナ×伊波ライ「Surges」
6位は珠乃井ナナ×伊波ライのデュエットによるOrangestar「Surges」847.9万回。すきとおるような2声の重なりが、原曲の疾走と切なさを同時に運んでくる。
7位珠乃井ナナ「ライラック」
7位も珠乃井ナナ。Mrs. GREEN APPLE「ライラック」を823.3万回で歌い上げ、上位10位内に2本連続ランクインの存在感です。明るさの中にいつもの切なさを隠す歌い回しに、3回目のリピートが止まりませんでした。
8位加賀美ハヤト「ダーリン」
8位は加賀美ハヤトによる須田景凪「ダーリン」のカバー762.4万回。繊細に揺れる高音の処理が秀逸で、じっくり聴かせるタイプの名唱だと感じます。
9位2時だとか「小さな恋のうた」
9位は渡会雲雀のチャンネルに投稿されたバンド企画「2時だとか」によるMONGOL800「小さな恋のうた」カバー。ライブの熱気が画面からそのまま飛び出してくる755.7万回です。
10位小柳ロウ×赤城ウェン「絶対敵対メチャキライヤー」
10位は小柳ロウ×赤城ウェンの「絶対敵対メチャキライヤー」754.2万回。9位との差はごくわずか。この接戦、聴き比べるしかありません。
11位町田ちま「ノンブレス・オブリージュ」
11位は町田ちまによるピノキオピー「ノンブレス・オブリージュ」のカバー727.7万回。疾走する歌詞をひと口も漏らさず拾い切る口の回し方は、町田ちまの真骨頂です。
12位渡会雲雀&四季凪アキラ「Bunny Girl」
12位は渡会雲雀&四季凪アキラによるAKASAKI「Bunny Girl」のカバー720.4万回。切ないメロディを2声で丁寧に積み上げる構成が耳に残ります。
13位音ノ乃のの「IRIS OUT」
13位はグループに属さない音ノ乃ののによる米津玄師「IRIS OUT」のカバー709.9万回。公開は2025年10月と遅めながら、あっという間にTOP15へ駆け上がりました。
14位しぐれうい「テトリス」
14位はしぐれうい「テトリス」698.4万回。ふわふわ浮遊する声質が原曲の癖のある魅力をそのまま昇華していて、個人勢の厚みを証明する1本です。
15位星街すいせい×戌亥とこ「Overdose」
15位は星街すいせい×戌亥とこによるなとり「Overdose」のカバー680.4万回。艶のある2声が、原曲の毒っぽさをいっそう立たせています。
16位フレン・E・ルスタリオ「ミックスナッツ」
16位は#にじGTA企画から生まれたEnigmaの「ミックスナッツ」カバー668.3万回。企画の空気ごと閉じ込めたようなライブ感が魅力です。
17位叢雲カゲツ「Hurrah!!」
17位は叢雲カゲツによるHEROES「Hurrah!!」のカバー633.8万回。低音のリズムに思いきり乗った勢いのある歌唱が、一年を通して聴かれ続けました。
18位音乃瀬奏&星街すいせい&常闇トワ&角巻わため「パンダヒーロー」
18位はホロライブ勢4人のハチ「パンダヒーロー」カバー618.6万回。ハイとロー、男声と女声の振り幅が、名曲に新しい色を塗っています。
19位町田ちま&星導ショウ「D/N/A」
19位は町田ちま&星導ショウによるAzari「D/N/A」のカバー605.7万回。のびやかな2声の交錯が、原曲の切実さをいっそう引きます。
20位ChroNoiR「Plazma」
20位はChroNoiRの「Plazma」カバー597万回。曲の浮遊感に2人の声がとけていく独特の気持ちよさがあります。4位の「ダイダイダイダイダイキライ」とあわせて、ChroNoiRは2本ランクインです。
21位戌亥とこ×宇佐美リト「JANE DOE」
21位は戌亥とこ×宇佐美リトの「JANE DOE」583.6万回。12月末公開ながらこの伸び。年越しの定番になる予感がたっぷりします。
22位星導ショウ「ギラギラ」
22位は星導ショウの「ギラギラ」572万回。切なさを押し殺すような艶のある歌い回しが、原曲の熱さを別の角度から見せてくれます。
23位長尾景×星導ショウ「からくりピエロ」
23位は長尾景×星導ショウの「からくりピエロ」570.8万回。静けさから一気に燃え上がる展開を、2人の声で丁寧に組み上げています。
24位しぐれうい「お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️」
24位はしぐれういの「お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️」カバー569.9万回。ネタ曲をここまで愛される歌に仕上げるのは、しぐれういならではです。
25位ローレン・イロアス「アンノウン・マザーグース」
25位は年間1位のローレン・イロアスが、wowaka「アンノウン・マザーグース」でも550.9万回を記録。タイトルだけではなく、高速の歌詞を安定して歌い切る力でも頂点に立っていました。
26位渡会雲雀「IRIS OUT」
26位は渡会雲雀による米津玄師「IRIS OUT」のカバー544.2万回。13位の音ノ乃のの版と並べて聴くと、同じ曲でここまで表情が変わるのかと驚かされます。
27位榊ネス「モエチャッカファイア」
27位は榊ネスの「モエチャッカファイア」533.3万回。点火されたように熱量が上がり続ける歌唱が、原曲の焦げつぶれるような感情に寄り添います。
28位倉持めると×小柳ロウ×栞葉るり×北見遊征「ULTRA C」
28位は4人編成による「ULTRA C」カバー519.9万回。キラキラした4声の掛け合いが、原曲の疾走感をそのまま昇華しています。
29位星導ショウ×赤城ウェン「おねがいダーリン」
29位は星導ショウ×赤城ウェンの「おねがいダーリン」513.2万回。12月末公開とは思えない完成度で、この先も伸びそうな予感たっぷりです。
30位星川サラ×叶「115万キロのフィルム」
30位は星川サラ×叶の「115万キロのフィルム」504.5万回。#にじGTAの世界観とあわせて聴くと、しみる5分になります。これでTOP30すべてのご紹介完了です。
集計ルール — 順位は「2026年9月22日のスナップショット」
対象は2025年中に公開されたカバー939本で、すべて公式チャンネル投稿・実在確認済みです。順位は2026-09-22取得の再生数順。年末公開組はまだ伸びしろを残しているため、順位はこの日の記録として読むのが正確です。最新の動きは人気ランキングで確認できます。
2025年の傾向 — ユニットと個人、両方の顔がある
30本を通して読むと、2025年は「大所帯の厚み」と「個人の輝き」が同居した年だと感じます。
- ユニット・企画: Team Tomodachi、Oriens、ChroNoiR、2時だとか、#にじGTA企画など6本以上
- 個人: ローレン・イロアスが1位と25位、珠乃井ナナが6位と7位に
- グループの外から: しぐれういと音ノ乃ののがランクイン
グループごとに深掘りしたい方は、にじさんじの収録一覧、ホロライブの収録一覧、ほかのグループの一覧へどうぞ。
まとめ — まずは1位から。あとは好みの声を追いかけて
2025年は、ローレン・イロアス「モニタリング」の圧巻の一年でした。まず1位から聴き、気になった声のチャンネルページへ飛ぶのがいちばん楽しい聴き方です。再生数は2026-09-22時点の取得値。年末公開組の順位変動にもご注目ください。切り口の違う読み物は特集・コラム一覧へ。